Function Compute #1 まずは有効化する

Fuction Compute を使ってみる話です。 今回は有効化する話でその手順と課金についてまとめています。 

約2年前にPublic Cloudのセールス&デリバリーの部門からアプリケーション開発の部門に所属が変わったのですがあまりに多忙すぎてアプリケーション開発のスキルを全く習得することが出来ていませんでした。 生活環境の変化などもあり日に1−2時間はスキルアップのための時間を捻出できつつあるのでFuction ComputeやVolt MXのプラットフォームを使ってコーディングのスキルアップを目指しているところです。

Function Computeの有効化

Alibaba CloudのコンソールからFunction Computeの画面に移動します。 初めてアクセスした場合は以下の画面のように有効化の確認画面が表示されます。 内容を確認し有効化を進めます。

基本的には変更可能な選択肢はありませんので内容を読んで理解した上で”Buy Now”をクリックします。 

内容についてポイントをまとめると

  • 既定の支払い方法は従量課金(Pay -As -You-Go)
  • Alibaba Cloudアカウント(rootアカウント)とRAMユーザはTrial Quotaを共有
  • Trial plansが期限切れになると従量課金が開始される
  • 500,000 vCPU-seconds,1 Million GB-seconds,1 Million の呼び出しがトライアルの上限

Roleの構成

Alibaba Cloud コンソールからFunction Computeにアクセスします。

”AliyunFcDefaultRole”の作成と既定のRoleの指定を推奨されます。 という事で推奨された内容を進めていきます。Createをクリックします。

特に選択肢はないので内容を確認して進めていきます。

Function Computeが利用できるようになりました。

言語を日本語にした画面は以下。

課金について

Function Computeのコンソールのトップ画面に以下の案内がありました。 1つはアイドル状態のv CPUインスタンスは課金しないということ。2つ目は中国通貨(CNY)を前提の説明なのでちょっとわかりづらいのですが2023年4月6日から無料クォータの範囲が広がったようです(利用者に嬉しい話)。 3つ目は既存ユーザにも特別プランが提供されるということ。 

価格と無料クォータの変更のお知らせ

2023 年 4 月 6 日 20:00 以降、Function Compute のアイドル状態の vCPU インスタンスは無料になります。新規ユーザーの無料トライアルプランはクォータは 76% 増量し、100000GB* 秒の GPU 使用量が新規追加されました。合計で 150 CNY 相当分ご利用いただけます。長期利用ユーザーは 9.9 CNY で同額のクォータをご利用いただける特別プランをお楽しみいただけます。

1.アイドル 状態の vCPU インスタンスの無料開始:2023 年 4 月 6 日 20:00 以降、アイドル状態の vCPU インスタンスの単価は RMB 0.0000127 / vCPU * sec から RMB 0 / vCPU * sec に変更されます。他の課金項目の単価に変更はありません。

2.新規ユーザートライアルプラン:Function Compute サービスの初回利用時に 0 元の無料トライアルクォータをご利用いただけます。有効期間は 3 か月間で合計 150 CNY 相当分となります。無料トライアルクォータは 1 回限り 4 つのトライアルパッケージ (500000 vCPU* 秒 + 1000000GB* 秒 + 4000000 回関数呼び出し + 100000GB* 秒 GPU) をご購入いただけます。

3.長期利用ユーザー特別プラン:Function Compute 製品を長年ご利用のユーザー (2023 年 4 月 6 日 20:00 より前に Function Compute を開始したユーザー) の皆さまに日頃の感謝をこめて特別プランをご用意いたしました。全ての長期ユーザーは 9 .9 CNY で 長期利用ユーザー特別プラン をご利用いただけます。有効期間は 3 か月間で合計 150 CNY 相当分となります。本プランは 1 回限り 4 つのトライアルパッケージ (500000 vCPU* 秒 + 1000000GB* 秒 + 4000000 回関数呼び出し + 100000GB* 秒 GPU) をご購入いただけます。

課金の考え方は公式のマニュアルを確認することが最善です。以下にポイントをまとめました。

  • Function Computeのインスタンスタイプは2つある。フレキシブルインスタンスとパフォーマンスインスタンス。
  • 基本はフレキシブルインスタンス
  • 高いパフォーマンスを求める場合はパフォーマンスタイプを利用。GPUを搭載したインスタンスなどを利用可能
  • 無料の試用期間あり
  • 課金は3つの要素に対して発生する。 1つ目は呼び出し回数。2つ目はインスタンスのリソース使用料。3つ目はアウトバウンドのインターネットトラフィック料金
  • インスタンスのリソース使用料とはインスタンスの計算能力 × 実行時間 × 単価
  • インスタンスのリソースは2つの方法で課金。サブスクリプションと従量課金。

今回の記事はここまで。