Windows Virtual Desktop #87 リモートデスクトップクライアント version 1.2.1954 (Public)

この記事のWVDは”Windows Virtual Desktop Spring 2020 Release”が対象です。

2021/5/11 に Windows Virtual Desktop の Windows 向けクライアントの最新版が公開されたので変更内容を確認していきます。 対象の User Group は Public、Version は 1.2.1954 です。 直前の Insider の Version は 1.2.1946 ということで Insider からの追加機能・変更もあります。

Insider Version での以下の3つの修正に加えて、

  1. システムトレイのアイコンからすべてのセッションを切断を実行時にアプリがクラッシュするする問題の修正
  2. ドッキングステーションを利用している際、シングルモニター上にフルスクリーンに切り替え出来ない問題の修正
  3. 管理者のトラブルシューティングを支援するログ機能の改善

Insider には含まれていなかった以下の Teams に関する変更が含まれています。 

  1. Windows10ベースのクライアントの発信ビデオストリームをビデオ処理するためのハードウェアアクセラレーションが追加
  2. 前面カメラと背面カメラまたは外部カメラの両方を使用して会議に参加する場合、デフォルトで前面カメラが選択
  3. x86ベースのマシンへのロード中にWindowsVirtualDesktop上のTeamsがクラッシュする問題を修正
  4. 画面共有中に縞模様が発生する問題を修正
  5. 会議の一部の人が着信ビデオまたは画面共有を見ることができない問題を修正


実際にインストールをしていきます。 Public ですのでクライアント起動後に自動で更新可能です。以下は更新後のスクリーンショットです。

特に問題なく Windows Virtual Desktop にもサインイン出来ました。

今回の3つの変更点の1つ目のシステムトレイからのすべてのセッションの切断ですが、具体的には以下のことです。

アイコンを右クリックするとすべてのセッションを切断のメニューが実行出来ます。 使ったことが無かったので不具合があったかもわからなかったのですが、この機能の問題が解消されたとのことです。

他の Bug Fix 関連の修正は確認しようがないので紹介は省略します。。

以上