Azure Virtual Desktop #3 AMD GPU ドライバの手動インストール

Host Pool から Windows 11 を展開した際に AMD の GPU ドライバが自動インストールされません(Windows 10 は自動インストールされる)。 手動でのインストール方法を記録に残します。

まず Windows 10 の AMD GPU ドライバの自動インストールについてですが、Microsoft Docs に詳しい情報が記載されています。 URL

簡単にまとめると OS は Windows 10 または Windows Server 2016 または 2019 では VM拡張機能を利用しデプロイ時に AMD GPU ドライバを自動的にインストールしてくれるということです。

今回、 Azure Virtual Desktop のセッションホストとして AMD の GPU を搭載するStandard NV8as v4 をデプロイしたのですがOSは Windows 11 ということでVM拡張機能によるドライバの自動インストールは未対応となり、手動でインストールするということになります。手動インストールに関する Microsoft Docs のURLはこちら。 

このマニュアルには”NVv4 VM では、Microsoft によって公開された GPU ドライバーのみがサポートされます。 他のソースから GPU ドライバーをインストールしないでください。”との記載がありますので正しいサポートを受けるためにはAzureが指定するドライバを利用する必要があります。

しかし、このページのダウンロードリンクは Windows 10 向けしかありません。

念のため en-us のMicrosoft Docs も確認します。

選択肢は無いのでダウンロードできるドライバを Windows 11 にインストールします。

ダウンロードしたインストーラ(AMD-Azure-NVv4-Windows-Driver-21Q2.exe)を起動し、”Install”を実行します。

数分後にインストールは完了します。

OS の再起動は不要で GPU も動作することが Taskmgr から確認出来ます。 GPU として Radeon Instinct MI25 MxGPU が認識され、3DやCopy、その他 GPU Memory の使用などが確認出来ます。

Youtube の視聴でも30%位のGPUの使用を確認できます。

ドライバのインストールの話はここまでです。 Windows 11 では AMD GPU ドライバは自動インストールされないこと、ドライバのダウンロードサイトでは Window 11 のサポートは明記されていませんがインストールすれば動作することが確認出来ました。

以上