この2026年8月に自宅のインターネット回線をソフトバンク光 1ギガからソフトバンク光+ 10ギガに変更しました。 スループットの実測値などを紹介します。 切り替え前にあまり情報がなかったので導入を検討している方への何かしらの参考になればと。
目次
結論(実測値サマリ)
ソフトバンク光+を10ギガ回線へ切り替えた結果、通信速度は大幅に向上し、下り最大3.9Gbps、上り最大3.2Gbps というなスピードを記録しました。
ソフトバンク光 1ギガ回線時代の下りの平均700〜800Mbpsと比較すると、約4〜5倍以上の圧倒的な速度アップを達成しています。 上りは200~300Mbpsだったところが約10倍以上となりました。
さらに特筆すべきは**「レイテンシ(応答速度)の改善と安定化」です。1G回線時は10〜13ミリ秒で推移していましたが、10G回線切り替え後は常に8ミリ秒**に張り付くという非常に安定した結果となりました。速度だけでなく、通信の「質(レスポンス)」もワンランク上に引き上げられています。 なお、”8ミリ秒は絶対値としては遅くない?”という意見もあると思いますが、うちは東北地方の宮城県ということで物理的に遠いということはあります。
詳細(測定結果)
ルーターとPCを有線接続した状態での、各環境における実測値は以下の通りです。
切り替え前(1G回線)】
- 測定サイト: Googleインターネット速度テスト
- 下り速度: 669.3 Mbps 〜 805.1 Mbps
- 上り速度: 237.7 Mbps 〜 320.8 Mbps
- レイテンシ: 10 〜 13 ミリ秒 (ばらつきあり)
【切り替え後(10G回線)+ PCのNIC 2.5Gbps】
- 測定サイト: Googleインターネット速度テスト
- 下り速度: 約2.0 Gbps 〜 2.2 Gbps (最大 2225.0 Mbps)
- 上り速度: 約2.1 Gbps 〜 2.2 Gbps (最大 2263.0 Mbps)
- レイテンシ: 8 ミリ秒
- ※NICの性能上限に近い数値で安定。
切り替え後(10G回線)+ PCのNIC 10Gbps】
- 測定サイト: FAST.com
- 下り 3.3 〜 3.9 Gbps
- 上り 2.5 〜 2.6 Gbps
- レイテンシ: 8ミリ秒
- 測定サイト: Google速度テスト
- 下り 約2.3 〜 2.6 Gbps
- 上り 約3.1 〜 3.2 Gbps
- レイテンシ: 8ミリ秒
- 測定サイト: USENスピードテスト
- 下り 約870 〜 930 Mbps
- 上り 約500 〜 530 Mbps
- レイテンシ: 9.1ミリ秒
考察
今回の実測データから、速度とレイテンシの両面で以下の重要なポイントが見えてきました。
- 「8ミリ秒の壁」に張り付く圧倒的な安定感(レイテンシの向上)
- 1Gbps 回線時は測定のたびに10〜13ミリ秒と揺らぎあり
- 10G回線に切り替え後はGoogleテストやFAST.comにおいて「8ミリ秒」でピタリと安定
- たかが数ミリ秒の違いに思えるかもしれませんが、FPSや格闘ゲームなどのシビアなオンラインゲーム、あるいは株のデイトレードなど、一瞬のレスポンスが命となる用途においては、この「低遅延かつ揺らぎがない(ジッターが少ない)」という事実は非常に大きなメリットへ
- 10Gbps 回線の圧倒的なポテンシャル
- 10Gbps 回線と10Gbps 対応NICの組み合わせにより、FAST.comでは下り3.9Gbpsを実測
- 大容量のゲームデータや動画ファイルのダウンロードも短時間で完了するレベルの恩恵あり
- 最大のボトルネックは「PC側の受け口(NIC)」
- ルーターまで10Gbs 回線が来ていても、PCのNICが2.5Gbpsの場合、実測値は2.2Gbps前後で頭打ち
- 当たり前の話ではあるのですが、10Gbps 回線を契約しても、PC側のNICやLANケーブル(CAT6A以上推奨)が対応していなければ宝の持ち腐れ
- 測定サイト側のサーバー限界によるバラつき
- 10G対応NIC環境において、測定サイトによって結果に大きな差を確認(FAST.comの3.9Gbpsに対し、USENでは1Gbps未満など)
- これは回線が高速すぎるあまり、測定サイト側のサーバー処理能力や経路がボトルネックになっていると推測
- 10G回線の真の実力を測る際は、1つのサイトを鵜呑みにせず、複数のサイト(特にFAST.comなど大容量バックボーンを持つサイト)でテストすることが重要
