Azure の資格を全部とった話(現在20認定)

2021年6月13日時点、Azure の資格を全部取った話は過去のものとなっています。現在、22にある認定について20認定です

Azure の資格を全部とった話をまとめます。  このブログはタイトル通りAlibaba Cloud が中心ではあります。 ただAzure を扱うことが増えてきていること、実環境に触れる時間が少ない中、資格取得で外形的な知識をまずは獲得しようということが背景にありました。 あとAWS でよく11冠達成!などと書いているブログを見てそれをマネしたいということもありました。

今回は取得した認定と全体的なメリットをまとめています。 各認定の詳細についてはそれぞれ別の記事として書いています。

2021年4月4日に受験したベータ版の試験のAZ-140 : Windows Virtual Desktop 、不合格でした。。 事前に案内されていたとり、試験の正式化から約2週間でスコアの開示がありました。 700点の合格点に対して、680点とあと一歩及ばすという結果でした。 準備無しでテストを受験していますが、Windows Virtual Desktop はこのブログでも90を超える記事を書いている位触っている領域で合格の自信はあったのでとてもがっかりした気分です。試験についてこちらの記事にまとめています。

2021年6月19日にSC-400 : Information Protection Administrator Associate に合格しました。 Information Protection と DLP、Information Governance の3領域の実装に関する認定です。 普段そこまで扱っていない領域なので試験の準備は新鮮で楽しかったのと、これまでおぼろげだった事柄がテストを通してこう使うんだ、こういう場面で効果的なんだとより具体的にイメージできるようになりました。 なお、この認定で Security, Compliance and Identity のカテゴリの6認定(AZ-500 / MS-500 / SC-200 / SC-400 / SC-900 )をすべてクリアとなりました。 この6認定、相互に重複する領域はありますが、Azure や Microsoft 365 を扱う技術者やシステム管理者には非常にお勧めです。 何が出来るかを事前に知っておくことで提案や設計、運用に役立つためです。 

Azure に関する認定の合計は22個、残すところは 、DA-100 : Data Analyst Associate、不合格だった AZ-140: Windows Virtual Desktop Specialty の2認定となっています。  Windows Virtual Desktop (つい先日に Azure Virtual Desktop に名前が変わりましたが)は悔しいので近日中に再チャレンジしようと思います。 DA-100 は試験のシラバスと Microsoft Learn のコンテンツを見るととても楽しそうだったのでじっくり Microsoft Learn で勉強する予定です。

1. 取得したAzure 認定

1.1. Azure に関する認定の種類

マイクロソフトのWeb サイト からAzure認定資格 でフィルターした際にリストアップされる認定は以下の21個です。  なお、21個のうちのMCSD: App Builder は2021年1月31日で終了しているのでこれを除いた20個が現在 Active な認定となります。

また、Microsoft Certified: Power Platform Solution Architect Expertは間違って Azure にカテゴライズされているようにも見えます(他にも Power Platform の Associate 認定などがあるがそちらは Azure ではなく Dynamic 365 カテゴリになっている)。

また、認定のポスターを見ていたら DA-100 : Data Analyst Associate が Azure の Role-based に含まれていることがわかりました。 中身は Power BI の話(PowerBIはツールで具体的なデータの準備や分析の話)ですが、AI ソリューションやデータ分析でも使いますし、Azure 上のログを Power BI から確認したり分析したりもするということで Azure カテゴリのようです。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-20.png

ポスターだと Azure カテゴリに17認定、Azure を利用する上で前提となる Security,Compliance,and Identity カテゴリに5認定(重複している AZ-500 を除く)、合わせて 22 が Azure に関する認定となると思います。 認定資格および試験を見るのサイトでは21ですが、多い方の 22 が Azure に関するすべての認定と考えることにしました。

表にしました。

カテゴリ認定対応試験
ExpertMicrosoft Certified: Azure Solutions Architect ExpertAZ-303
AZ-304
ExpertMicrosoft Certified: Azure DevOps Engineer ExpertAZ-400
ExpertPower Platform Solution Architect ExpertPL-600
AssociateMicrosoft Certified: Azure Administrator AssociateAZ-204
AssociateMicrosoft Certified: Azure Developer AssociateAZ-120
AssociateMicrosoft Certified: Azure Database Administrator AssociateDP-300
AssociateMicrosoft Certified: Azure Data Scientist AssociateDP-100
AssociateMicrosoft Certified: Azure Data Engineer AssociateDP-200/DP-201
or
DP-203
AssociateMicrosoft Certified: Azure AI Engineer AssociateAI-100
AssociateMicrosoft Certified: Azure Security Engineer AssociateAZ-500
AssociateMicrosoft Certified: Azure Stack Hub Operator AssociateAZ-600
AssociateIdentity and Access Administrator AssociateSC-300
AssociateSecurity Operations Analyst AssociateSC-200
AssociateData Analyst AssociateDA-100
SpecialityMicrosoft Certified: Azure for SAP Workloads SpecialtyAZ-120
SpecialityMicrosoft Certified: Azure IoT Developer SpecialtyAZ-220
SpecialityMicrosoft Certified: Windows Virtual Desktop SpecialtyAZ-140
FundamentalsMicrosoft Certified Azure FundamentalsAZ-900
FundamentalsMicrosoft Certified: Azure AI FundamentalsAI-900
FundamentalsMicrosoft Certified: Azure Data FundamentalsDP-900
FundamentalsSecurity, Compliance, and Identity FundamentalsSC-900

1.2. 認定の取得状況

2021年6月13日現在、以下の認定を受けています。 

表は Azure系の認定 と Microsoft 365系の認定Security, Compliance and Identityの認定の3つの表としています。

Azure

Windows Virtual Desktop Specialty は 2020年4月4日に受験したのですがベータ版ということで合否は後日となるのですが個別の記事を書いてしまったのでとりあえず表にも載せています。 

Date試験認定個別の
記事
2021/6/6AZ-600Microsoft Certified: Azure Stack Hub Operator AssociateURL
2021/4/4AI-900Azure AI FundamentalsURL
2021/4/4DP-900Azure Data FundamentalsURL
2020/9/5DP-300Azure Database Administrator Associate
2020/8/15AZ-120Azure for SAP Workloads Specialty
2020/8/8AZ-900Azure Fundamentals
2020/6/13AZ-220Azure IoT Developer Speciality
2020/2/8AZ-400Azure DevOps Engineer Expert
2020/2/1DP-200
DP-201
Azure Data Engineer Associate
2020/1/26AZ-203Azure Developer Associate
2020/1/25AI-100Azure AI Engineer AssociateURL
2020/1/5DP-100Azure Data Scientist AssociateURL
2019/6/14AZ-302Azure Solutions Architect ExpertURL
2019/6/14AZ-102Azure Administrator AssociateURL

Microsoft 365

Date試験認定個別の
記事
2020/10/3
2020/10/4
MS-100
MS-101
Microsoft 365 Certified: Enterprise Administrator ExpertURL
2020/8/8MS-900Microsoft 365 FundamentalsURL

Security, Compliance and Identity

Date試験認定個別の
記事
2021/6/19SC-400Microsoft Certified: Information Protection Administrator Associate
2021/6/5SC-300Microsoft Certified: Identity and Access Administrator AssociateURL
2021/4/24SC-200Microsoft Certified: Security Operations Analyst AssociateURL
2021/4/24SC-900Microsoft Certified: Security, Compliance, and Identity FundamentalsURL
2020/10/3MS-500Microsoft 365 Certified: Security Administrator AssociateURL
2020/1/5AZ-500Azure Security Engineer Associate

認定についてバッチを並べると以下の通り。   MCSA は70-533、70-535を取得した時の認定です。 

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-25.png

MCSAというと昔々、7つのMCP試験を受験しMCSE 認定を取得したことを思い出します。Windows Server 2000から始まり2003,2008あたりまでは継続しましたが2012はMCSA どまり、2016はMCP すら未受験です。 

今のAzure は1つないし2つの試験で認定を取得出来ます。 正直、楽で簡単になったなとも思ったりします。  Azure の1つの認定の取得が昔のMCPの1つ分、Azure の9認定の取得がMCP×7で認定されるMCSE に相当するというのが実感です。 それは受験にかかる労力や知識量を比較してということです。 直観的にはそうなのですが、冷静に考えたとき Windows Server OS を中心としたMCSEより OS だけではなく Azure 上のネットワーク、IaaS や PaaS 、ビッグデータから AI 、IoT まで幅広い領域を扱う Azure の認定のほうが大変なはずです。 おそらくWindows Server の世界をさらに7つの領域に分解し、深さを求めた以前の MCSE に対して IaaS や AI 、データとそれだけでも非常に広い領域となるものを1つないし2つ程度の試験に丸め込んだ結果、概要ないし概念的な知識の確認の試験にとどまざるを得なかったのかなと思います。

色々書いていますがクラウドは3か月・6か月のスパンで中身は大きく変わっていくものですし、Azure の試験は今位のレベル感、何が出来るのかどう使えばよいのか知っていればOK、で丁度良いと考えています。 1つのAzureの認定ごとに細かい設定やアーキテクチャを問う7つもの試験があったらそれはそれで大変ですし、細かいことを知らなくても手軽に機能を使うのがクラウドのコンセプトとなります。

2. Azure の資格を全部取って良かったこと

2.1. Azure の各サービスの使い分けが理解できる

これは DP-200 / DP-201 の認定で特に実感出来たのですがデータベースの使い分けを問題を通して考え、理解出来たことです。 Azure ではSQL を使えるデータベースが何種類も、NoSQLなデータベースも複数種類あります。 OLAPやOLTPのような使い方、性能や可用性やコストなどの要件に応じてどう使い分けるかよく理解出来るようになりました。

また、これはMicrosoft に限らずベンダー試験というのはそのベンダーが使って欲しい機能や使い方がより多くの問題として提示されます。 ベストプラクティスとも言えますがそれを試験を通して自分の頭で考え、悩んでいくことで腹落ち出来たと思います。

最近携わっていたIoTでは最初にベストプラクティスありきでどうしてこのサービスを利用するのか?と深く考えずにいたことがあったのですが試験を通して理解が深まった部分がありました。

2.2. 未知の分野を体系的に理解出来る

AIやデータサイエンスの分野は未知の分野です。 書籍などで概要だけを把握しているような状態。 そのような状態から資格を通してAzureにおけるAIやデータサイエンスの要件定義と基本設計の考え方、ポイントを把握出来ました。

実装スキルはまだまだですがアーキテクチャを自分で考えられる基礎は身につけられたと思います。 2021年3月20日に G検定を受験しなんとか合格出来たのですが、Azure の AI-100、DP-100の2つの試験の経験が活かされたとも思います。 また、G検定の経験は本日2021年4月4日に受験した AI-900にも活かされました。 どちらが先か、卵(前提知識)とニワトリ(実業務)ではないですが、AI/Machine Learning の実業務に備えて今は勉強する、その中で自分なりのベンチマークに資格を有効に活用しようと考えています。

2.3. 危機感を持てること

すべてのAzure 資格を取得して思うことはいかに自分が何もわかっていない、もっともっと勉強しなければならないと危機感を持てることです。 試験を受けている最中にいつも感じること、知らない単語を見たときや技術はしっているのに問題の問いに対して自信を持った回答を提示できないとき、自分が知らないことがまだまだある!という思いばかりです。

ただ、”わかっていない”にもレベルがあると考えています。 1つは何がわかっていないかもわからないレベル。 次が全体像はみえている、その中でわからない領域を認識できているレベル。 今回の16の認定、IaaS/PaaSからビッグデータ、AI、セキュリティ、DevOpsなど幅広い領域、を通して何がわかっていないかが見えてきたかなと考えています。 

パブクリッククラウドの世界に身を投じて3年がたちました。 Azure 以外にも Alibaba Cloud や Google Cloud Platform 、 AWS の知識や技術を学んでいく必要があります。 やることが、やるべきことが沢山あることはいいことなんだと半分自分に言い聞かせています。

3. 今後の予定

Microsoft の認定に関する今後の予定ですが、以下の優先度で考えています。 とりあえずは AZ-140 と DA-100 で Azure に関する技術習得は一段落とする予定です。 その後は4大クラウドの AWS(現在6認定)、Alibaba Cloud (3認定)、GCP(1認定)の技術力アップを満遍なく進める予定です。 

  1. DA-100 : Data Analyst Associate
  2. AZ-140 : Windows Virtual Desktop Specialty
  3. Microsoft 365 系

Windows Virtual Desktop Specialty は 2021年4月4日に受験していたのですが、6月20日に不合格であることがわかりました。再チャレンジします。 Security の 6認定(AZ-500,MS-500,SC-900,SC-200,SC-300,SC-400)、は 6月19日の SC-400 でクリアです。 2021年3月に Microsoft とは別の試験となるのですが CISSP 試験に落ちてしまい、自分自身のセキュリティに関するスキルのベースラインを高める必要性を感じていることから、当面はセキュリティに力を入れようという背景があったのですが、ここ2か月で進めた SC-900,SC-200,SC-300,SC-400 は多少 CISSP にも役立ちそうという感触です。SC-900,SC-200,SC-300,SC-400 の各試験の中でもセキュリティに関する原理原則やベストプラクティス、法律・認証について問われることもあり、この辺りは CISSP にもつながるかなと。

Microsoft 365 の認定試験、当初、以下の4つの試験の認定を目標としました。 MS-203 だけが残っています( 一度チャレンジし、不合格)。 Exchange はオンプレもOnline もそこそこ経験があったのですが NG でした。ここ数年は個人で購入した Microsoft 365 E5 のExchange Online を設定、運用している位で Exchange から離れてしまったせいかもしれません。。。 Messaging はそこまで優先度が高くない領域ではあるので当面後回しにします。

4. 試験の受験記

各認定について試験範囲や学習のポイントなど今後受験する方向けに規約違反にならない範囲で紹介出来ればと考えています。

4.1. DP-300 の受験記

DP-300 はSQL Server が中心となる試験です。 オンプレミスから Azure SQL への移行の話、Azure SQL のチューニングやトラブルシューティング、モニタリングの話、Azure SQL の使い分け(Standard/Business/Premium、 Serverless 、HyperScale、SQL on VM)、SQL そのものなど SQL Server に関することだけが問われる試験です。  Azure でのSQL Server 経験はほとんど無いのですがオンプレミスでは腐るほど(コンピュータなので腐るという表現はおかしいか)SQL Server を提案、設計、構築してきたので対策無しでなんとかなるかなと受けてみたのですが1回目は不合格でした。 試験としては手応えはあったのですがダメでしたね。。。 点数は683点、合格が700点なのでもう少しでした。 

そんな DP-300 ですが 一ヶ月後の 2020/9/5 に再チャレンジし 764 点で Pass することが出来ました。 前回わからなかったところを Microsoft Docs から確認し臨みました(一ヶ月前の試験となると何がわからなかったか記憶が薄れておりギリギリの合格でしたが。。。)。 問題は48問で前回出ていなかった問題は10問ほどあった感じです。 ベータ版ということで試験後に10分間のレビュータイムがあり、何個か Feedback しました。回答は3つ指定なのに2つしか選べない問題があったよ、難しすぎる or 優しすぎるよ、など少しでも試験の品質向上に貢献できるよう回答しました。 なお試験は現時点では 英語 のみでの提供となっていました。 

参考までにスコアレポートも紹介します。 スコアは764 とギリギリだったこともあり、カテゴリによっては60%を下回っていますし、そもそも80%を超えていたのは 1カテゴリだけでした。 ただ、他の受験者との比較のチャートを見る限り大体同じような傾向のようです。

4.2. AP-120 の受験記

AZ-120 は SAP のWorkload に関する試験です。 こちらも詳細は別の記事で書こうかと思いますが、SAP に関する経験はあまり無い中での試験ということで逆に新鮮味があり事前の準備など楽しく進めることができました。 受ける前はSAP なんか知らんよとビビり気味というかやけくそ感はあったのですが実際受けてみるとSAP についてはそれほど深い知識を問われることもなく、いわゆる”基幹システム”をAzure 上にどう実現するか? を問う試験だったと思います。 結果は合格でした。

合格点700に対して710とギリギリでした。 まあ、SAP の経験が無い中、Microsoft Docs の読み込みだけで試験に臨んだ結果なのでこんなものなのかもしれません。 

4.3. AZ-900 の受験記

AZ-900 は MS-900 を受験するついでに受けてみました。 すでにAZ-900 の上位の認定を受けているので技術力の認定という点ではあまり意味はないのですが、AZ-900 の中身を知ることでAzure をこれから始める技術者へ適切なアドバイスを出来るように成りたいという事と、AZ-900 認定者のレベルを実感することで今後の仕事、Project 体制の検討など、に役立てたいということがありました。 なお、点数は800点。 全く対策せずに受験したのですが、もっと高得点がとれるかと思っていました。。。 まだまだ研鑽に励む必要があるなと反省するきっかけとなりました。

以下はスコアレポートですが、料金とサポートの理解は100%ですが、セキュリティ・プライバシー・コンプライアンス・信頼の理解は低かったです。 ここら辺は勉強不足がもろに響いていると思います。

4.4. MS-900 の受験記

MS-900 は Microsoft 365 に関する試験です。 Microsoft 365 は旧称 Office 365 (メールやSharePointやストリーミング、Analyticsなど)、Windows 10 サブスクリプション、EMS(Intuneなど)の複合パッケージです。 一言でいえばコンピュータでの OA 業務に必要なものが全て揃っています。 また、Microsoft 365 は Windows Virtual Desktop の使用のための1つの条件となっています。 せっかくMicrosoft 365 を購入するのであれば Microsoft 365 のすべての機能をフル活用することが重要と言えます。 そんなわけで MS-900 を受験し無事合格しました。 試験の詳細なレポートは以下の記事にまとめました。

4.5. AZ-102/302 の受験記

Azure Solutions Architec Expert の認定を受けるには現在は AZ-303 / AZ-304 の2つの試験の合格が必要です。  私は、2019年に過去の 70-532/70-535 認定からのアップグレード試験 AZ-102/302 の2つの試験に合格することで Expert 認定されています。 その時の話は以下の記事にまとめています。

4.6. DP-100 の受験記

Azure の Machine Learning サービス群に関する知識&技術を問う DP-100 です。受験の記録は以下の記事に書いています。

4.7. AI-100 の受験記 

Machine Learning に関する DP-100 に対して、この AI-100 は Azure の AI 系のサービス、Congnitive Service など、の利用方法を問う試験です。 Machine Learning の Engine を作る技術というよりは、Azure が提供する出来合いの Engine を利用するスキルを問う試験となります、かなりざっくりと言うと。

4.8. MS-500 / MS-100 / MS-101 の受験記

Microsoft 365 の Expert 認定を取得するには合計3つの MCP 資格の合格が必要です。 私はセキュリティのMS-500、あとは Expert 認定で必須の MS-100 / MS-101 の3つを受験しています。 受験記は以下記事となりますが、個人的には MS-XXX の試験は Azure のMCP より何倍も難しかった!というのが感想です。

4.9. AZ-140 の受験記

2021年3月29日リリースの Windows Virtual Desktop に関するスペシャリティ認定です。 リリース前に書いた以下の記事と、

2021年4月4日に受験後に書いた以下の記事となります。

4.10. AI-900 の受験記

4.11. DP-900 の受験記

4.12. SC-900 の受験記

4.13. SC-200 の受験記

4.14. SC-300 の受験記

SC-300 は Security 領域の5つの試験(AZ-500,SC-900,SC-200,SC-300,SC-400)の1つです。 対象は Azure AD を中心にその周辺技術(Azure AD Connect や ADFS 、PIM、ログ・監査など)が問われます。

Azure AD についてはある程度の経験を持っていること、すでに AZ-500,SC-900,SC-200,そして Microsoft 365 の Security となる MS-500 および MS-100,MS-101 も合格していること、SC-300 のシラバスを見る限り内容は重複しているということで、特に試験対策は行わず受験しました。 Score はあまり良くありませんが合格でした。

なお、私が受験した時点では英語でのみの試験となっています。 試験の詳細は以下の別記事にまとめています。

4.15. AZ-600 の受験記

AZ-600 は2回目の受験で合格となりました。 1回目で不明だったところを Microsoft Docs で確認し再受験に臨みました。 なお、1回目と2回目で出題内容はがらっと変わった印象です。 前回出たのと同じ問題はほとんどなかった印象です。 ケース問題も、ケースは一緒ですが出題内容が変わっていると。  

以下の通り、合格点 700 点に対して実際の得点は 707 点とギリギリでした。 現時点で Microsoft Learn も提供されておらず、また、実機の経験もないため Microsoft Docs を読むしかないのですが、これまでの認定の中で3本指に入る難しさでした。  試験の詳細は別記事にも書く予定です。

4.16. SC-400 の受験記

SC-400 は Information Protection と DLP 、Information Governance の3領域に関する具体的な実装についてとわれる試験です。 前提として情報セキュリティの原理原則の理解は必要で、その上で Microsoft が提供するソリューション(Right Management や Data leak Protection や Compliance )の設計・設定までが対象です。

スコアは 718 点とギリギリ合格なのであまり参考にならないと思いますが、事前の対策としては Microsoft Learn の読み込みです。 試験当日とはなってしまいましたが受験前に3時間ほどかけて Microsoft Learn の内容に目を通し、全部ではないのですが各プロダクトの実際の画面の確認や設定も実施しました。 なお、Microsoft Learn として提示されている学習時間の目安は約 10時間なので結構駆け足で読み込んでいます。 これまでに MS-500 や SC-900、SC-200、SC-300、MS-100、MS-101、AZ-500 などセキュリティ関連の認定を通してある程度の知識はすでにあったので3時間で確認出来ましたが初めての学習となるとやはり10時間位かけた方がよいとは思います。

なお、私が受験した時点では英語のみでの試験となっていました。

以上