前回の記事でGoogle Workspace Business Plus 環境に Gemini Business のアドオンを追加しました。 今回は日本での利用についてです。 先に結論をいうと日本語に未対応なGeminiを裏技的に日本語で利用するというような話ではなく、公式の手順通りに言語設定を英語すると使えるよ、という話になります。
2024年4月現在、Gemini for Google Workspace は日本語環境には未対応であることはGoogleの公式ドキュメントのよくある質問からも確認済です。 ここでいう日本語環境には未対応ですが言い換えると英語環境では使えるということになります。 以下のスクリーンショットはよくある質問のホームページですが言語に英語を設定しているユーザーのみ使用できますと記載されています。
ちなみに言語を英語以外、具体的には日本語に設定している環境からGeminiを利用出来ない具体例も紹介します。
Googleの公式ドキュメントにGoogleスライドを利用し、Geminiで画像を生成する手順を紹介するWebページ(https://support.google.com/docs/answer/13951829)があります。
このWebページでは以下の手順が紹介されています。 Webページ自体が英語なのでそのまま以下に転記していますが簡単にいうとGoogleスライドを起動し、メニューから挿入>画像のCreate image with Gemini を開きなさい、とのこと。
- On your computer, open a presentation on Google Slides.
- Click the slide where you want to add the image.
- Choose an option:
- At the top, click Insert Image Create image with Gemini .
- In the toolbar, click Create image with Gemini
言語設定が日本語の環境で実施すると以下のスクリーンショットのように画像メニューの配下にはGeminiでの画像作成を示すメニューが出てこないことがわかります。
次に言語設定で英語に変更し、再度GoogleスライドからのGeminiによる画像作成を確認することにします。
言語設定に関するGoogleの公式ドキュメントはこちら(https://support.google.com/accounts/answer/32047?sjid=5266604433196221107-AP)。 Webブラウザの場合とAndroidの場合とiPhone/iPadの場合の3つの環境について言語設定の方法が案内されています。 紹介されている手順通りに実行するだけですので過程の操作は割愛し、結果のスクリーンショットだけ紹介します。 Preferred Language にEnglishを追加しています。
こちらも結果のスクリーンショットを紹介します。 言語設定でEnglishを優先設定したあとはGoogle スライドのInsert(挿入)メニューの中に Create Image with Gemini のメニューを選択できることが確認出来ます。
せっかくなので画像を生成してみましょう。
画面の右のほうにプロンプトを入力するフォームが表示されますのでそこに「Japanese people who are having trouble using Japanese with Gemini for Google Workspace」を入力し画像を生成します。
画面上は約20秒間かかるよーとのことでしたが今回の実行時は約10秒位でした。
そして出力された画像はこちら。 ちょっと期待していたものとは異なります。。
プロンプトを変えてみて再度チャレンジ。 しかし、新しい画像は作れないよ、別のものを試してみてとのこと。「
I am having trouble because Gemini for Google Workspace does not support Japanese.」なので前の文の言い回しを変えただけなので Geminiの回答も納得と言えば納得です。
とりあえず、Gemini for Google Workspace が利用出来る状態になったのでこの記事はここまでとします。 次からは実際のブログ執筆に活用しそこで得られた知見をブログに残していくか、それとも Microsoft の Copilot を並行で進めるか思案中。 ブログでの活用を具体的に考えた時にGeminiが英語のみの対応の現状、日本語と英語の両方を確認するのが手間そうだなと。 一度やってみないとわからないとは思いつつ生成AIが出力した日本語も英語もノーチェックで公開するわけにもいかないので大変だなーと。
以上