AWS の資格を取り直す話  (SAA / SCS / SAP まで復活)

5年ほど前までパブリッククラウドのアーキテクト的な仕事をしておりました。 その頃に AWS の認定資格を6つ(CLF/SAA/SOA/DVA/DOP/SAP)まで取得していたのですがすべて失効してしまいました。

現在の仕事は情報セキュリティの統制的な仕事となり、直接 AWS を設計したり開発することはないのですが、世の中のデファクトスタンダートを抑えておくことは重要なので取り直していくことにしました。 また、今後のキャリアを考えたときに目の前の業務以外の技術や経験を意図的に獲得していくことは自分の選択肢を増やすために重要ということもありました。

3つの認定(SAA/SCS/SAP)の取り直しは成功しました。それぞれどんな準備を実施したかを紹介していきます。

これまでの AWS 試験の受験履歴

AWS 認定のこれまでの受験履歴です。  2026年になって5年ぶりにAWS試験を再チャレンジし始めています。

学び直しということで基本的な知識の獲得のために SAA 、次の自分の業務にも間接的に関係する SCS、その上で SAP へと進めています。 この後はまだ決めていませんが他にやりたいこともあるので AWS の取り直しは当面後回しにするかもです。 ただ、所属組織でバウチャー提供とかある場合は受験するかも。

Statusが有効な認定

試験コード試験名受験日結果/点数Status受験記
SAP-C02Solutions Architect – Professional2026/4/17pass/760ActiveURL
SCS-C03Security – Specialty2026/4/4pass/804ActiveURL
SAA-C03Solutions Architect – Associate2026/3/30pass/797ActiveURL

Statusが Active 以外(Expired など)

試験コード試験名受験日結果/点数Status受験記
DOP-C01AWS Certified DevOps Engineer – Professional2021/4/29pass/801ExpiredURL
SAP-C01Solutions Architect – Professional2021/4/19pass/840ExpiredURL
DVA-C01Developer – Associate2021/4/17pass/851ExpiredURL
SOA-C01SysOps Administrator– Associate2021/4/17pass/731ExpiredURL
SAP-C01Solutions Architect – Professional2020/8/28failed/727n/aURL
SAA-C02Solutions Architect – Associate2020/8/28pass/798ExpiredURL
CLF-C01Cloud Practitioner2020/8/28pass/949ExpiredURL

SAA-C03 Solutions Architect – Associate の受験記

試験に関する情報は公式サイトでも、また、沢山の方々が紹介してるので割愛。
SAA を受験した理由は AWS の基本を抑えるためです。 また、試験内容は Update されているので最新の AWS の状況を SAA の試験を通して抑えるため、ということもありました。

使用した学習サイト

  • Google Gemini
  • Udemy

学習方法

  • Gemini で試験のアウトラインを確認し、自分の状況(5年前に6認定まで取得、ただ、ペーパードライバ、取得後はクラウドの仕事は離れる、など)を伝えて、自分が優先的に復習するべき事を確認。 その内容について Gemini 上で問答 (1時間)
  • Udemy Business で問題演習、30問 (1時間)   

所感

6年前に SAA は合格していますが、AWS を取り巻く状況も私自身の状況も大きく変わっています。 試験勉強や実際の試験を通して、最新の AWS の考え方を理解、習得できたことがこの試験を受けて一番良かったことでした。 この後に続く SCS や SAP の受験にあたっての基礎固めにもなったとも思います。

勉強時間は2時間。 2時間で合格する自信があったわけではなく、結果として2時間しか出来なかったという感じです。試験の勉強を開始したのが試験当日の朝でした。。  また、皆が2時間で合格できると言いたいわけではありません。 私は30年近くの現場経験をすでにもっており、特にオンプレミス時代にクラウドで使われる技術のほとんどを自分で提案、設計、構築した経験があるので言葉のマッピングと AWS のシステム設計の考え方(Microsoft や Google 、Alibabaなど皆結構違う)を抑えておくことで問われる内容に回答することが可能でした。 AWS の機能を暗記するというよりは自分ならこうするという考え方の柱に対して、AWSならこうするだろうというそのクセやギャップを優先的に頭に入れておく感じです。

あと、試験は現時点の自分の実力値を測るものという考えもあるのであまり準備せずに受験し、そこで自分の弱点がわかればOKじゃないかとも考えています。 受けてみて自分の理解が浅いところを認識・反省し、もう一回試験を受けた方が絶対に効率的だし実力にもなることがわかっているからです。

最後に、他のAWS の試験もそうなのですが、AWS の試験は基本間違い探しな問題ばかりで退屈で眠くなる・・・。 Google とか Microsoft の試験方がテスト中に気づきや成長が感じられて面白いなーと。   

SCS-C03 Security – Specialty 

試験に関する情報は公式サイトでも、また、沢山の方々が紹介してるので割愛。

SCS 認定の目的は自分の現在の業務が情報セキュリティのため。 AWS 環境の設計や実装を行うわけではないのですが(AWS以外の Microsoft や Google をやっているという訳では無く、ちょっとレイヤーが違う。ただ、セキュリティという業務上詳しくはいえない)、業界標準について状況や実際の技術を抑えておくことは価値があるので受験。

なお、SCSの一週間前に SAA 受けており、学習の進め方などはほぼ一緒です。 ただ、SAAは6年前に認定済ですが、SCSは初めての受験という違いはあります。

使用した学習サイト

  • Google Gemini
  • Udemy

学習方法

  • Gemini で試験のアウトラインを確認し、自分の状況(5年前に6認定まで取得、ただ、ペーパードライバ、取得後はクラウドの仕事は離れる、SCSの受験は初めてなど)を伝えて、自分が優先的に復習するべき事を確認。 その内容について Gemini 上で問答 (1.5時間)
  • Udemy Business で問題演習、30問くらい (1.5時間)   

所感

SCS は初めての受験でしたが、難易度的には簡単寄りの”普通”と感じました。

技術的な面だけで言えば SAA や SAP で問われる内容と被っていました。 その上で SCS では検知や検知後のインシデントレスポンスの流れに沿ってその技術をどう使うかを理解していることが問われる試験だなと思いました。 言い換えると SAA や SAP ではいかにセキュリティ的に堅牢なシステム設計を考えて構築するか、SCS はやられる前提でどう攻撃を予防し、見つけ、対処し、再発防止していくか、を試験を通して考えさせられました。

勉強時間は3時間。  1週間前にSAA受験していたのと、技術的な要素はSAAや過去のSAP受験などで概ね理解は出来ているのと、検知やインシデントの事後対応はAWSに限ったことではなく共通の話でそれも理解済なので大丈夫だろうという見立てでした。 

SAAのところでも書きましたが、30年近くの現場経験があって、オンプレミス時代にクラウドで使われる技術のほとんどを自分で提案、設計、構築、運用した経験、セキュリティインシデントも何度か実際に遭遇し対処した経験が大きなアドバンテージになっていると自分でも思っています。 AWS の機能を暗記するというよりは自分が一からシステム作るならこうするという考えに対して、AWSならこうするだろうというギャップを優先的に頭に入れておけば大体はなんとかなるなーと。 もちろん、スコア的には満点どころか合格ラインをちょっと超えた位なので本当に現場仕事として AWS を利活用する場合はもっとちゃんと勉強しないといけないとは思いました。

最後に、他のAWS のSAAやSAP試験もそうなのですが、AWS の試験は基本間違い探しな問題ばかりで退屈で眠くなる・・・。 Google とか Microsoft の試験方がテスト中に気づきや成長が感じられて面白いんですけどね。  

SAP-C02 Solutions Architect – Professional 

試験に関する情報は公式サイトでも、また、沢山の方々が紹介してるので割愛。

SAP 認定の目的は AWS 認定の取り直しのSTEP1、最新のAWSの状況を抑えて基本的な知識をアップデートする、の達成でした。 STEP2では今の自分は弱い AI 領域の技術の獲得、STEP3 は必須じゃ無いけど見栄えがよいから全冠目指すか、を考えていてSTEP2以降は AWS である必要も無いためこのSTEP1が1つのちょうどよい区切りでもありました。  

  • STEP1: 現在のAWS の基本が知識としておさらいできている状態
  • STEP2: 自分が今もっていない領域の知識、技術の獲得 (弱い AI 系とか)
  • STEP3: 全冠

なお、SAPの2週間前にSCS、その1週間前に SAA 受けており、学習の進め方などはほぼ一緒です。 また、SAP は5年前に認定済という状況での受験でした。

使用した学習サイト

  • Google Gemini
  • Udemy

学習方法

  • Gemini で試験のアウトラインを確認し、自分の状況(5年前に6認定まで取得、ただ、ペーパードライバ、取得後はクラウドの仕事は離れる、など)を伝えて、自分が優先的に復習するべき事を確認。 その内容について Gemini 上で問答 (1時間)
  • Udemy Business で問題演習、20問くらい (1時間)   ※文字数が多くて1時間で20問くらいしか進めない・・・

所感

SAP は3回目の受験、1回目は落ちている、ですが難易度は”ちょい高”とおもいます。 自分尺度で10段階で評価すると SAP は6~7でしょうか。 SAAが4-5、SCSが3-4という感じ。  8点以上となると VMware のVCAPとRedhat のRHCEが頭に浮かびます。 VCAP も RHCE も完全実技な試験。 事前に何日間もの有償講習受けたのに1回目はどっちも不合格でした。

勉強時間は3時間。 5年前ですが一度Passしていること、直近に SAA と SCS を受験して AWS の最新機能だったり言葉や考え方はUpdate出来ていること、システムのアーキテクチャを考えるのは好きなこともあり、今回は比較的余裕な感じはありました(点数は大したことないですが・・・)

SAA や SCS のところでも書きましたが、30年近くの現場経験があって、オンプレミス時代にクラウドで使われる技術のほとんどを自分で提案、設計、構築、運用した経験が大きなアドバンテージになっていると自分でも思っています。 AWS の機能を暗記するというよりは自分が一からシステム作るならこうするという考えに対して、AWSならこうするだろうというギャップを優先的に頭に入れておけば大体はなんとかなるなーと。  前の受験記に書いたかもですが、何でもあり、なんでも出来るオーダメイドなオンプレミスに対して、吊るしのスーツのパブリッククラウドという感覚があります。 クラウドでは何が出来ないかを抑えておけばテストだけで言えばなんとかなると。

最後に、他のAWS のSAAやSAP試験もそうなのですが、AWS の試験は基本間違い探しな問題ばかりで退屈で眠くなる・・・。 Google とか Microsoft の試験方がテスト中に気づきや成長が感じられて面白いんですけどね。  

以上