Google と Yubiko の Security Key の比較です。
目次
仕様の比較
カタログベースの仕様比較です。
Google Titan Security Key が明らかに優っているのはPasskey 保存数が 250件なところでしょうか。
Yubikoが優っているのは管理面で専用のアプリケーションが提供されていてPINの設定から工場出荷時へのリセット、そして対応プロトコルをUSBとNFCそれぞれでOFF/ONできるところはGoogle Titan との明確な違いです。
| 比較項目 | Security Key NFC by Yubico | Google Titan Security Key |
|---|---|---|
| 開発元・製造国 | Yubico(スウェーデン / アメリカ) | Google(製造協力:Feitian等) |
| インターフェース | USB-A または USB-C + NFC | USB-C + NFC(または USB-A + NFC) |
| 対応プロトコル | FIDO2 / WebAuthn, FIDO U2F | FIDO2 / WebAuthn, FIDO U2F |
| FIDO認定 | FIDO L1 certified | FIDO L1 certified |
| Passkey (暗号鍵) 保存数 | 最大 25 〜 100 件 | 最大 250 件 |
| 筐体構造・耐久性 | グラスファイバー強化プラスチック(一体成型) ・完全防水(IP68相当) ・耐衝撃/耐つぶれ性能が非常に高い | 樹脂筐体 ・日常防水・耐衝撃 ・Yubicoに比べると厚みがある |
| 管理アプリ | あり(Yubico Authenticator) ※初期化、機能制限などの管理が可能 | なし ※OS(Windows/Mac)やChrome設定画面で管理 |
| ファームウェア更新 | 不可(セキュリティ上の理由) | 不可(セキュリティ上の理由) |
| メーカー保証 | 1年〜(製品による) | 1年 |
Security Key NFC by Yubico vs Google Titan Security Key (Yubico 寄りな紹介)
すでにYubiko と Google のそれぞれの Security Key を購入した後ではありますが、あえて片方のサイドにたって製品の良さを紹介します。

「なぜ最終的に世界中のセキュリティプロフェッショナルが Yubico(Security Key NFC)を選ぶのか」、その決定的な理由を3つ紹介します。
Google Titan Key も素晴らしいキーですが、一般的な樹脂筐体で作られています。
一方、私どもの Security Key NFC by Yubico は、基板全体を強化プラスチックで丸ごと流し込んで固めた「完全密閉・一体成型構造」です。
- ポケットに入れて毎日踏みつけても壊れません。
- 誤って洗濯機で回してしまっても、水深数メートルに水没してもビクともしません。
セキュリティキーで最も恐ろしいのは「いざログインしようとした時に、キーが壊れていてアカウントから永久に締め出されること」です。Titan Key の保存容量「250件」は魅力的ですが、本体が破損してしまっては元も子もありません。毎日キーリングに付けてハードに持ち歩くなら、Yubico の信頼性は唯一無二です。
「Titan Key の250件に対して、Yubico は少ないのでは?」と心配されるかもしれません。
ですが、一度胸に手を当てて考えてみてください。「絶対にキー本体の中に暗号鍵(Passkey)を保存してログインしたい超重要サービス」は、実際に何件ありますか?
Google、Microsoft、Apple、GitHub、主要な暗号資産取引所やメインバンク……どれだけ多く見積もっても 10〜20件程度 に収まるのが一般的です。
しかも、Passkey(FIDO2)以外の「通常の2段階認証(U2F機能)」として使う場合、保存件数の上限は無制限です!一般的なWebサイトの2要素認証であれば、何百サイトでもこの1本で守り切ることができます。実用上、容量不足で困ることはまずありません。
Google Titan Key には管理アプリがなく、OSやブラウザの裏側に依存します。
対して YubiKey は、公式アプリ 「Yubico Authenticator」 を提供しています。 「今、キーの中にどの設定が入っているか」「PINの変更や個別の初期化が正しくできたか」を、ご自身の目でしっかり確認しながら管理できます。「ブラックボックスにせず、自分でセキュリティをコントロールしている」という圧倒的な安心感は、Yubico 伝統のこだわりです。
Yubico は、FIDO/WebAuthn という現代のパスワードレス認証規格そのものを Google 様をはじめとするメガテック企業と共にゼロから作り上げてきた「パイオニア(開拓者)」です。
- Google Titan Key = 多容量でスマートな「優等生」
- Security Key by Yubico = いかなる極限状態でも絶対にあなたのアカウントを守り抜く「最強の相棒」
最初に買ったのは Google ですが上記書いているとYubiko の方が良い製品に思えてきました。 管理ツールの充実は私好みですし、購入前にはあまり気にしていなかったタフネス度に Yubiko は相当のアドバンテージがありそうなところもよい感じです。
Security Key NFC by Yubico vs Google Titan Security Key (Google 寄りな紹介)
今度は Google サイドでTitan Security Key の良さを紹介していきます。
世界中で Titan Security Key が爆発的に選ばれている3つの圧倒的理由について紹介します。。
これからのインターネットは、パスワードを使わない「パスキー(Passkey)」認証が主流になります。Google、Apple、Microsoft、Amazon、メルカリ、各種銀行や証券口座……今後あらゆるサービスでパスキー登録が求められます。
- Yubico (Security Key): 保存件数は最大25〜100件です。数年後、登録サービスが増えた際に「容量がいっぱいで新しいパスキーが保存できない」「どれかの鍵を消さなきゃいけない」という壁にぶつかるリスクがあります。
- Google Titan Key: 1本の中に「最大250件」のパスキーを保存可能です。
「容量を一切気にせず、出会うすべてのサービスでパスキーを登録しまくれる安心感」。 この圧倒的なキャパシティこそが、Titan Key を選ぶ最大の理由です。
YubiKey は非常に多機能な反面、設定や確認に専用アプリ(Yubico Authenticator)をPCにインストールする必要があります。
対して Google Titan Key は、「世界中の何億人もが使っている Google Chrome や Windows/macOS に完全最適化」 されています。
専用アプリをわざわざPCにダウンロード・インストールする必要は一切ありません。
PCの標準設定画面や Chrome の設定(chrome://settings/securityKeys)を開くだけで、PINの変更も初期化もスマートに完結します。「余計なソフトを入れず、OS標準の機能だけでシンプルに使い倒したい」 というスマートな運用を好む方に、これ以上の選択肢はありません。
Google は、世界で最も激しいサイバー攻撃を受けている企業の一つであり、同時に世界最高のセキュリティ技術者を擁するテックカンパニーです。
Titan Security Key には、Google の厳格なセキュリティ基準をクリアした専用ハードウェアチップ(セキュアエレメント)が搭載されており、物理的な解析攻撃や偽造からアカウントを鉄壁のガードで守ります。
Google アカウントをはじめとするクラウドエコシステムとの親和性は言わずもがな。「Google の技術と信頼を、そのまま手元で握りしめる」 という所有感と絶対的な安心感を提供します。
いわれてみるとツールが無いことが長所になっています。 ツールなんかなくてもシンプルに利用できるし、基本的な設定はChromeがあればできると。 また、様々なサービスのIDとなっている Google のアカウント(Gmail)の防御を考えるにその親で技術力は世界有数であるGoogleが提供する Security Key は理屈ではない安心感、信頼感があることも確かです。
まとめ
基本的に Yubiko も Google も本来の目的である FIDO としてのパスキー保管は可能で、セキュリティ強化の目的を達成することができます。 あとは好みの問題なんだと思いました。 頑丈かつ柔軟な管理を提供する Yubiko と シンプルなGoogleと。
また、Yubikoは今回比較した Security Key 以外にも豊富な製品ラインナップを有していることもメーカとしての強みかなとも思いました。
あとは Alibaba Cloud のコンソールログインの Yubiko が使えるかどうか。 これからテストなのでその結果次第では私の中の Yubiko 評価がアップしそうです。 (Alibaba Cloud で Google Titan が利用できない理由は不明。 Titan が悪いのではなく、Alibaba Cloud 側が古い CTAP1 (U2F) への対応となっており、これが一因の可能性もあります。 FIDO2 / CTAP2 準拠であれば CTAP1(U2F)も対応するようなのですが本当の原因は不明なままです。
以上
